――ん………。
ポワッ……と目が開いた。
「…!」
いっ……息が…苦しい!
はっ。
これは…足?
私の顔のセンターに、足の裏がペッタリと貼り付いている。
ガバッと起きるとそれは三男、大地の足だった。
「………」
ああ。
昨日ウトウトしながらそのまま寝たのか。
しかし。
絶対に真ん中に来ないはずだったのに、見事に私の顔の凹凸は大地の足つぼマッサージ状態になったのね……。
やっぱり、………狭い。
ベッドに三人ずつ寝るとは、こんなに窮屈なものなんだな。
反対側を見ると直哉が私のお腹に足を乗せてスヤスヤと気持ち良さげに寝ている。