『ジャンクション五キロ手前です』


――『ドンパッチ親びん、ハジケまくりでヤバイっす!
ボーボボの鼻毛を交わした!』


――『ジャンクション一キロ手前です。
左車線に入って下さい』


――『親びん!危ない!』

『ぎゃっはっは!お前を地の果てまでこの鼻毛が追い詰めてやる!』




『ジャンクション、カーブはスピードダウンで走行して下さい』



……………。

うるさい。

何なんだ。

車中のスピーカーが鳴り響く中、私は耳をふさぎながら、怪しいドライブは続くのであった。