四月二日。快晴。

ポカポカと気持ちの良い日だ。

お陰で気持ちよく眠れる。

「菜々子」

………誰?私を呼ぶのは。

夜勤明けでぐったりと寝入る私を微かに揺らす。

「菜々子」


うーん。……うるさい。

「もう、行かないと。
夜の八時にはチェックインしたいんだ」

チェック……?

…………。


ガバッ!!

「今何時?」