………シーン……

辺りが静まり返る。

「……鳴瀬…、あんた、なにげに私よりひどいよ…」

浮田がボソッと言う。

見るとシャンメイが目をウルウルさせている。

…それを見て更に苛立つ。

「泣くな!
泣いても仕事は進まねぇよ!!
嫌なら今すぐに寮に帰って日本語勉強しな!!」

私はシャンメイにそう喚くと、唖然としている一同に背を向けて持ち場へと戻った。