いつでも、どこにでも、必ずいるものだ。
――――理解に苦しむタイプの人が……。
「鳴瀬さん。
今日は君、出向ね。北園倉庫。
社用車は出払ってるから自分の車で行ってくれる?」
「………。
北園……ですか」
無意識ではあるが私はあからさまに嫌な顔をしたらしい。
課長は困り笑いをしながら私をなだめる。
「いやだなぁ、そんなに嫌がらなくてもー。
ガソリン代は後で精算したら出るよぉ」
「……」
……ガソリン代…?
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