その次の日…








学校が終わってから


直ぐ家に帰り


久しぶりに


マーチと遊んだ。









そしたら





あれだけ


可愛がってた昔を…


思い出しました。






「…マーチ…。」









その日を境に


私は友達と遊ぶ約束もせず


学校が終わると


真っ直ぐ帰り


毎日マーチと


遊んだ。












そうしているうちに



友達も減り


遊ぶ約束も


あまりされなくなりました。









そして…







私はまた




友達が一人も居なかった


昔の自分に


戻った…。












「あ〜ぁ。マーチ。


私また


一人になっちゃった。


…何?その顔。


自業自得だ


みたいな顔して。」







「ワンッ!


ワンッ!」







「やっぱり


そう思う?」







「ワンッ!」






「お前は正直だね。


…マーチ?


ごめんね。


今まで一人ぼっちさせて。


もうこれからは


一人ぼっちにさせないからね。」








「ワンッ!」









マーチは


こんな


自分勝手な私にでも


優しかった。











あの時と同じ様に


マーチと


暗くなるまで遊びました。