「あー!あれ!ちょっと待ってよ
あの借りの返しはちょっとこう高級品なシャネルとかのネックレスって」

「あーそう
星羅はそういうこと言うんだ
ぢゃあ次からはもぅ絶対星羅が遅刻んとき返事しない!」

「え、あ、え
ごめん!うそうそ〜
全部愛華様のおかげでございます。
どうかお許しを。!」


「あは、ははは
しょうがないなあ」

そんなくだらない話をしていたらもう授業は終わっていた


「ねぇ星羅このあとどーする?
美味しいイタリアンのお店あるんだけど行かない?」

「あー…
ごめん!今日高校時代の友達と会う約束してんだよね」

「なんだぁ。ぢゃあまた今度行こう」

「ごめん。また誘って」

そして愛華と話してると私の携帯が震えだした

「もしもし?星羅いまどこ?」

「え?あぁ食堂」

「ちょっと着いたから早く来て」
「え、もう来たの?今から行くわ」

「ん、待ってる」


そして私は愛華に別れを告げ千里の元へと急いだ。


「星羅〜こっちこっち!もう遅いしぃ」

「ごめんごめん。友達と話してたら盛り上がっちゃってさ」

「まぁいーや、とりあえず行こっ」

「え、え、ちょ、待っ」

待っても言うまもなく私は千里に連れていかれた

「とうちゃく〜」

「へっ?ここなに?」

「見てわかんないの?ライブハウスだよー」

「ライブハウス?は?」

「全く星羅はぁ、今日ここでライヴがあんの」

「いやいやそんくらいは分かるけどさ、なんのライヴ?」

「それはうちがおしてる『ルシファー』ってゆーバンド!」

「まぢボーカルのコウが超カッコイイの」

「まぁいーや」

「星羅全然興味ないでしょ」

「え?ばれた?」

「もうバレバレ。早く行こ」

違う。
全然興味ない訳ぢゃない。
むしろ大有りなくらいだよ。

コウって名前に内心ドキッとした。

ーーー…そんな訳ないよね。


私はまさかの可能性を信じてライヴ会場に入った


心のドキドキを抑えながら