「真理??」




「.....涼介」







お兄ちゃんのようで弟な神崎涼介。






「どした???」




そんな優しくしないでよ…………






なんで???





どうしてよ....








あたしの気持ちなんて...





「何でもないよ???」




無理して、涼介に笑顔を見せる。




制服姿の涼介、自転車にまたがって夏ってだけあって暑そうだ。


そんな涼介からあたしは目を逸らす。




だってこんな自分をみられたくないから………




この気持ちを知られたくないから………