いつもこの三人は一緒だった。


芳樹の事が大好きだったし、俺は麻衣子に好意を持っていて、それが芳樹とは違う好きって事にも気づいていた。


その日は近くの工事現場で遊んでいた。


日が暮れて、空がだんだんと暗くなってくる頃。


俺たちはそろそろ帰ろうと話していた。


「もう暗くなってきたから、帰らなきゃね!」


そう言って1番に立ち上がったのは芳樹。