それからの俺は気分が下がりっぱなしでいた。


それもそうだ、人が死ぬ瞬間なんて見たら誰だってそうなる。


人が死ぬ瞬間を目の当たりにして気分がハイになるなんて、狂ってる奴ぐらいだ。


家に帰ってベッドへ倒れこむ。


枕に顔を押し付けたまま、ディズに話しかけた。


「なぁディズ…なんで俺には死神とか、霊が見えるんだろうな?」


「サァ…私ニハワカラナイ。」