俺は麻衣子に背を向けて教室を出て行った。


 下駄箱へ向かう間にディズに聞いてみた。


「なぁディズ、俺はあとどれくらい生きられる?」


ディズが現れてから、自分のオーラが見えなくなってしまった俺は、自分の死期がわからない。


「ソレハ言エナイ。」


知るにはディズに聞くしかなかった。


「そっか…。」