探すと、俺たちは思ってた以上に写っていた。 三人で写っているものもあるし、俺と芳樹がふざけ合っている写真もあった。 その中で俺は麻衣子が一人で写っている写真を見つけた。 どこか遠くを見ている麻衣子の横顔だった。 麻衣子はとても綺麗で、数秒俺の動きは止まっていたと思う。 そして俺はゆっくりとその写真の番号を紙に書いた。