続いて麻衣子も俺も立ち上がる。


ふと見た麻衣子の背後に、赤く染まったオーラが出ていた。


あの時の記憶が蘇り、麻衣子が死んでしまうと思った。


子供ながらに赤い色は危険だと理解していた俺は思いっきり叫んだ。


「麻衣子を殺しちゃダメーーー!!」


気づくと麻衣子も芳樹も動きが止まっていた。


すると、背後から声をかけられた。