ねぇ、、ホントに…好き?


「智樹、ねぇ、シよ?」

「あぁ、いいよ」

はぁこれで何回目なんだろう。

私の彼氏、新野 智樹 (ニイノ トモキ)が浮気をするのは。

私が目撃しただけのでも、数えきれないほど浮気してるというのに、、

あなたは何回浮気したら気がすむのですか?

だけど、智樹の浮気はただキスをするだけ。

その先まではさすがにやっていないらしい。(私が見た限りでは)

だから、それが私にとって唯一の救い。

体を重ねるのだけはさけてほしい。

いくらなんでも、壊れてしまいそうだから。

「はぁ、また今日も一人で帰るの・・か」

もともと智樹を迎えにいこうとして智樹の教室にまで行ったが

邪魔をしてはいけない

こんなこと、普通彼女だったら考えない。

てかむしろ考えなくてすむと思う。

でも私たちは普通じゃないから。

「はぁ寂しいな…」

「寂しいよっ…ともっきっ、、ゥウっグスンっ」

なんかいも何回もあなたの浮気現場を目撃しているのに、

涙はとっくに枯れ果ててるはずなのに

なんでかな?

まだ涙が出てくるの。

もしかしたら、もうすぐで限界来るのかな?

ううん。そんなのこない。

だって私は、私は、あなたのことが、浮気された今でも大好きなのだから。

そう、大好き

愛してる


ーーピーンポーン

「はーいっあっ智樹君ちょっと待っててねすぐ留美来ると思うから」

どうやら智樹が来たらしい

朝一緒に行くのはいつもの日課

智樹と二人きりでいられる時間

私はこの短い時間を毎日毎日楽しみにしている

「じゃぁいってきまーす」

「いってらっしゃーい」

家の門の前に行くと智樹がそこに立っている。

「じゃついくぞ?」

「うん。いこっ」

学校にむかって歩き始める

学校に行くのが憂鬱だ

いや学校は楽しいけど、

学校に行ったらきっと、智樹は浮気する

絶対。

そんなこと考えている自分がいやだ。

嫉妬している自分が嫌い。

そんなことを考えてると

「おいっ留美聞いてる?」

「あっごめん。なに?」

どうやらトリップしていたらしい

「はぁ、だから、今月の28日デートしないってんの」

「え?」

「だから、28日デートしよ」

「えっ、、えっとなんかなんかその日あったっけ?」

「はー忘れてんの?11月28日は留美の誕生日でしょ」

「あっ忘れてた」

「なに?自分の誕生日忘れるほど忙しいことでもあったの?」

「えっ、あっ、いやないない。ぜんぜんない」

「ふーん、まぁとにかくその日あいてんの?」

「うんあいてる」

「じゃあそん日デート決定なちゃんと空けとけよ?」

「うんっ」

「よしよし」

とちょうど良く学校について智樹は自分の教室に行ってしまった。

だが、今私は別に寂しくない

むしろ心がぽかぽかしている

なんせ、あの智樹が私の誕生日を覚えていてくれたのだから

これは私の親友愛実に報告しなければ!

私は教室についたとたん愛実ーとさけびながらアイミにだきついた。

「うわっ!瑠実どうしたの?また彼氏?浮気された?」

「ううん違うの違うっ実はね智樹がね、デートさそってくれたのっしかも私の誕生日の日に!私の誕生日覚えててくれたんだよ」

「えっ?マジ?よかったじゃん瑠実っ!やっと彼氏とデートできるじゃん♪私もなんか嬉しいよ」

「へへっありがとアイミ大好き」

「うん私も大好き」




この時私は忘れてた。

あなたはデートの約束も普通に破る人だということを

ねぇ智樹?私この時胸が張り裂けそうなくらい嬉しかった。嬉しかったの。

でもその嬉しさは悲しさにかわっていく。

嬉しかった分ずっしりと。

ねぇ智樹?なんであなたは私を傷つけるの?


デートの約束してから結構たち

今日はデート当日。

今日は普通に学校ある日だから放課後デートになる

とっても楽しみだ

楽しみなことがあると時間が早く感じるものでいつの間にか放課後になっていた

「瑠実、頑張っておいで^^」

「うんいってきまーす」

「はーい、いってらー」

これから私は智樹の教室にいく

それから放課後デート

智樹はどこに連れてってくれんのかな

遊園地?それとも水族館?いや今日は時間ないから近くのデパートとか、、

智樹と一緒ならきっとどこだって楽しいね

きっと近所のスーパーでだって楽しいよ

そんなこと考えてると智樹の教室に着いた

ガラガラガラ「ともっ、、き」

「ともっき、、誰かっ来たっ」

「そんなのほっとけよ。俺だけに集中しろ」

「でもっ、、ぁっ」

ねぇ智樹、今日は私とのデートじゃないの?


ねぇ、、なんで知らない女の人と体重ねてるの?

ねぇ嘘だよね?うん、嘘だよ。

だって今まで智樹体重ねるのだけはしなかったし

うんこれはきっと悪い夢

はやくこんな夢おわってーー

そうだほっぺつまめば起きる?

「いっ。。。」

痛い?じゃあこれって夢じゃないの?

…ぽろっ

涙?ゆめ、、、じゃない

「なんでよ、、、ともきっ」

私はそのまま走り出したできる限りはやくこの場から離れたくて

全速力で走った

そのまま家に帰り思いっきりベッドに飛び込んだ

そのまま私は泣いた

おもいっきりないた

この涙はもう一生止まんないんじゃないかと思うほどに…
きずいたら窓の外はもう日がおちて真っ暗になっていた。

いつの間にか泣きつかれて寝ていたらしい

今何時だろう

時間を見るためケータイを開いた

するとメールが1件届いていた

誰からだろう…

メールを開くとアイミからだった

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from あいみ

subject デート
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瑠実ー?

デートどう?

今頃彼氏とラブラブしてんの?

きゃーーー☆

帰ったらメールしてね

じゃっbyebye

byあいみ
-----------------------------------

「あいみ…ラブラブなんてしてないよ」

私はメールを見てからすぐ返信した

とにかく誰かにすがりたかった。なぐさめてもらいたかった

-----------------------------------
to あいみ

subject 無題

-----------------------------------
あいみもう…限界きちゃったかも。

もう疲れちゃった

ねぇあいみ、もう終わらせてもいいかな?

by瑠実

-----------------------------------

メールを送信した後すぐあいみからでんわがあった

「もしもしっ瑠実?」

「あいっみっぅ」

あいみの声を聞いたらなんだか涙が出てきた

「ちょっ瑠実?なにがあったの」

「あのね、あいみ・・・

それから私は、あいみに約束をすっぽかされたこと、

キス以上のことを智樹がやってたこと

もう限界だということをあいみにいった

「瑠実、大変だったね、もうっ我慢っしなくてっいいんだよっうぅっごめん」

「なんであいみが泣くのー」

「うぅっだってもし私が留美だったらたえらんない」

「うん。私ももう限界。クタクタ。疲れたよ」

「るみ・・・もうそんな男すてちゃえぇぇー留美は可愛いんだからすぐいい男見つかる」

「へへっhかわいくないよ」

「ううんかわいいあから大丈夫」

「可愛くないけどね、でもありがと。元気でた。頑張って智樹に今から連絡とってみる」

「うん留美、泣くときは電話、ね」

「うんっありがと」

「ふふっいいえ」

「うん。じゃあまた明日。明日からはまた新しい人生なんだからw」

「うん新しい人生応援するw」

「ありがと。じゃまたね。ありがとね」

「うん。頑張って。ばいばい」

あいみとの電話をきって智樹にかける

でてくれるかなー

プルルルルルル、プルル

以外にも早くでてくれた

でも緊張が走る

「もしもし留美?」

「うっうん」

「どうした?めずらしジャン。なんか用事?用事ないなら切るよ?」

「あっきんないで。ちゃんと用事あるから。大切な」

「大切?」

「うん。あのさ、智樹、智樹って私のこと好きだった?」

「は?何急に」
やっぱ言ってくれないか、、

最後に嘘でもすきって言ってほしかった

「わたしは、好きだったよ。智樹のこと」

「…なぁ、なんの話しようとしてんの?意味わかんないんだけど」

「カッコいいとことか、頭いいところ、運動神経抜群なとこはもちろん、なによりねたまに見せる智樹の優しいとこが1番すきだった。もちろん今も」

「ホントに瑠実なんのはな」

「でもさ、もう私疲れちゃったんだよねー」

「!?」

「智樹、浮気はするし、約束すっぽかすし、なんか私だけに冷たいような気がするし」

「まてよ留美ッ!何考えてんの?なに…言おうとしてんの?」

「最終的には女の人と体重ねちゃって、、私のお誕生日、覚えてくれてたんじゃないの?楽しみにしてたのに…楽しみにっしてたのにっ!!」

「デートっ誘ってもらえてっヒックうれしっ、、かったのにっ!」

「それなのにっ智樹はっぅ約束すっぽかして浮気してっ!すっぽかしたことも謝んないでっ、、どれだけ私が今まで傷ついてきたかっわかってんの?!」







「最初浮気されたときめがパンパンになるまで泣いたっ。智樹にはわかんないかもだけどっ浮気されんのってすっごいつらいことなんだからぁっ」

「もう私に飽きたんなら言ってよっ」

「留美ッそれはちがっ」

「もうさぁ疲れちゃったの。ホント。浮気現場見て泣くことにも、約束破られてっ泣くことにも、ふっぅ、冷たくされて、胸が痛くなることにも全部っ全部に疲れた」

「だからもうわたしクタクタだから、ねぇ智樹、別れよ」

「ちょっ、ちょっ、とまって!留美俺の話も聞いて?お願い」

「いや。どうせ言い訳でしょ。聞きたくない」

「留美ッ!」

「ごめん。智樹、」

「留美ッお願いっ聞いて?俺はっ」

「智樹、好きだったよ、愛してた。でももう疲れちゃったから、、バイバイ。今までありがと」

「留美ッ!話し聞けよッ!バイバイじゃねぇよ。ありがとうじゃねぇよっなぁおいっ切るなよ?ちゃんと聞いてろよ?おいっ」

プツッーツーツーツー

最終的に何かを話そうとしていた智樹をさえぎり電話を終えてしまった。

でもこれでいいの。

新しい第1歩を踏み出せた。

これからはまた新しい世界に歩いていくの。

前向きに。

頑張るのよっ留美っ!

side 智樹

プツッーツーツーツー

…嘘だろ?

えっ俺たち別れたの?

そんなの…俺、たえらんないよ?

だって留美全然気にしてる素振り見せなかったじゃん

何回違う女とキスしても、気にしてないそぶりで…まさかそんなに傷ついてるとは思わなかった。

だから絶対嫉妬してもらおうと留美の誕生日の日約束すつぽかしてあんましらねー女を抱いたんだ。抱いてる途中留美が入ってきて、泣きそうな顔で出て行ったから手ごたえ感じたんだ。嫉妬したなって。。

んでそれで家に帰ったら調度留美から電話かかってきて、嫉妬して甘えてくんのかなって内心ドキドキだった。

だけど実際は…

別れ話

途中からそんな予感はしてた。

だからおれは一生懸命話を止めようとしたのに、、結局止められなかった。

俺、何やってんだろ。ほんと。

浮気なんてしなければ、約束ちゃんと守ってれば、もっと優しくしていれば

別れなくてすんだのにっ

ホント俺バカ

本とは浮気なんてしたくなかった。

ただ嫉妬してほしかっただけ

ホントは留美とデート行きたかった。

ただ俺をもっと求めてほしかっただけ

ホントはもっと優しくしたかった。

ただ俺のことずっと考えていてほしかっただけ。

だけどこの俺の馬鹿げた行為は全部裏面にでた。

そういや俺まだ留美と手もつないでねぇ

キスしてねぇ。

留美のこと抱いてねぇ。

抱きてぇ。キスしてぇ。

はぁ、、、いまさら後悔

なにやってんの俺

ねぇ神様。もしホントにいるんだったら俺と留美付き合い始めた頃に時間もどしてよ

今度こそ大切にするから。幸せにするから。浮気しない。悲しませない。約束破んない。

優しくする。だからおねがい。あの頃に時間をもどして。

俺にもう一度チャンスをください。




「バカじゃんお前。てか3ヶ月付き合ってくれただけでも感謝しなきゃ。他の子だったらすぐに、てか1日でハイさよならーだと思うよ?」

「…だよな。今になってきずいた」

「はぁぁぁぁぁ。きずくの遅すぎ。智樹って頭いいのに考えることバカだよな」

「…なぁ俺もう限界。留美と別れたって思うとまじめに苦しい」

「お前があんなに可愛い留美ちゃんを大事にしなかったからバチ当たったんだ」

「…」

今俺は俺のダチ宮野 空 (ミヤノ ソラ)に留美のことで相談中

たぶん今1番のダチだ

だが俺がこいつに相談したのが間違いだったのか

こいつなんのアドバイスもくれねぇじゃん

てかさりげ悪口いってねぇ?

…俺マジで悩んでんのに

もう留美と別れたってだけで胸がいてぇよ

どうしよ

俺このままだったら心の病にかかりそうなんですけど

なぁ留美?助けてよ

「おいっ智樹っ!お前なに泣いてんの?」

「は?」

空に言われて自分の頬を触ってみた

「ははっホントだ、濡れてる。カッコわりぃな…男なのに」

「…お前そんなに別れるの苦しかったのかよ」

「あぁそうだよ。すんげぇ苦しいよ?今更浮気したこと後悔してる。付き合い始めた頃にもどれねぇかとかガチで思ってる。そんなことできねぇのにな。やりなおせねぇかって思ってる。そんなん都合よすぎるよな。でも、そんだけ留美のこと愛してんだよっ!」

「そんな愛してんだったらその事留美ちゃんに言ってこいよ。やり直したいって」

「むりだろ。そんなん都合よすぎるし」

「いいからダメもとでも言ってこいよっ!愛してんだろ?留美ちゃんのことっ!それならいつまでもグジグジしてんじゃねぇよ。自分の気持ち伝えて来いっ」

「でも…」

「でもじゃねぇよ。今行かなかったらまたお前後悔すんぞ。留美ちゃんならあの外見なうえに優しい明るい性格だからいつ他の男にとられてもおかしくねぇんだぞ?留美ちゃんを他の男にとられてもいいの?」

「…ムリ」

「じゃあ行ってこいよ」

「…あぁ行ってくる。ありがとな。ソラ」

「ふっ智樹、ガンバってな」

「あぁさんきゅ」

そういって俺は走った

愛しくてたまらない留美のもとに