ねぇ、、ホントに…好き?



「留美ッ!!」


智樹がぎゅぅぅと抱きしめてきた


強く強く


でもどこか壊れ物を扱うように


優しく、抱きしめてきた。





しばらく抱きしめあった後、


少し体を離して智樹が…


「右手、かして?」

と言ってきた。


私は素直に右手を貸した


そしたら智樹は、私の薬指に指輪を通した。


「まだ、どれくらい先になるかわからないけど、


俺が大人になって、ちゃんとした会社に入ったら


こっちの薬指に、指輪はめるから。」


そういって私の左手の薬指にチュッと軽くキスをした。


「それまで、待っててね?」


「うん。10年先でも100年先でもずっと待ってる」



「はははっ100年先って…俺ら死んでるよw」


「いいのっ私は智樹と一緒なら、


100年でも200年でも1000年でもずぅーと


生きていけるもん♪だから、ずぅーと待ってられるもん」



「はぁ留美、あんま可愛い子といわないの


理性保てなくなるでしょ?」


「…別に、智樹とならいつだって大丈夫だし、智樹がしたいんなら、いいよ?\\\」

「それ、本気でいってんの?」


「あたりまえだよっ\\\」


「…今更ためられないからね?」


「うん。大丈夫」


そのまま私はベッドに押し倒された。


「留美、愛してる」


「うん私も、、愛してる」


そのあと私たちは甘い甘い夜をすごしたのでした。


----end----


side 留美


「きゃはははっ龍也っりゅうっだいっ!くすぐったっ!だめぇっ」


今、私は私たちの子供、龍也と龍大にくすぐられています。



いやぁ、、一緒に遊んであげなかったら、なんか、こうなりました。


はい。だって、家事で忙しかったんだもん!


しょうがないでしょー


…って言ったってまだこの子達は3歳なんだから


わかるはずもなく、、


「ママが悪いんだぞー」コショコショ


「そうだよっ一緒に遊んでくれないからっ」


「ごめんってほんとっにぃ遊んだあげるからっ」


「まだダメッ!仮面ライダーが終わるまで

コショコショするから」


龍也がテレビを指しながらこういった。


えっまって…


今の時刻4時47分


この仮面らいだーが終わる時間は


5時でしょ

あと15分くらいあるじゃんっ

むり。むり。


私、笑いすぎて死んじゃう。


えっまだ死にたくないから


マジで


ほんとに。


せっかく智樹と結婚して子供で来て幸せなのに、、






いやぁー笑いすぎで死亡とか無理だから。


ほんとに。


こうなったらどうにかしてこいつらを止めなくては。


「龍也っ!りゅうだっキャははっ!やめっ」


はぁぁ、、本気で怒って止めようとしたけど失敗。


はぁホントしにそー、、、


と、あきらめかけたそのとき


ガチャッ


「ただいまー」


智樹が帰ってきた。


智樹、今はあなたが神様に見えます。


本当に。


とにかく助けてもらわなければ


「ともきーったったすけってっ、、」


そういった瞬間


ダダダダダダダダダッ

ガチャッ


「留美ッ!?」


「ともっやぁぁ助けてー」


「やばっパパ来ちゃった」


「兄ちゃんっどうしよ」

「大丈夫龍大。兄ちゃんがいるから」


「でも、兄ちゃん、パパ、すんごい怖い顔してる」


「…」


「龍也?龍大?ママに、何してたの?」


「げっ」

「にぃぃちゃぁぁん(涙)」


「龍也に龍大っママはなぁ家事とかで忙しいんだっ!

邪魔しちゃダメだろっ」


「「はい・・」」


今はパパ、こと智樹が龍也と龍大にお説教をしています。


「だいたいなぁ…


ママを触ったりしたりして良いのは


本当は俺だけなんだぞ


お前たちは俺たちの子供だから


特別許してるけどぉ


まぁお前たちのことも俺愛してるから?


許してるけど…


あんなふうにママをいじめていいのは俺だけなの」


…智樹君


完全に自分の子供に嫉妬しておられます。


「えーーやだぁ

パパだけずるいー

俺たちだってママのこといっぱい触りたいもん」


なんか龍也くん。さり気に変体発言しています。


「そーだぞー。

僕たちママの事だーいすきだもん」


「「ねー?」」


「なっ!?俺はママのことすんゲー愛してる!」


なんか智樹くん、むきになっておられます。


「僕も愛してりゅー」

「僕も僕もっ」

「なにぃー?俺のほうが愛してるし」

…このままだと永遠に続きそうなのでそろそろ私の出番でしょうか。







「ともき、もぅ大丈夫だよー。

てか、子供相手に何嫉妬してるのよ」


「だって留美のことさぁ…愛してるとか言うから」


「「あいしてりゅぅー」」


「ほらっ」


「はぁ、、そんなさ、子供は恋愛感情とかないんだから…」


「恋愛感情なくったって、男は男なの。

子供でも男。少しは危機感を持ちなさい」


「何で自分の子供に危機感なんて、、」


「今だけの事言ってるわけじゃないの

近所の男もそうゆう目で留美の事みてるってきずいてる?」


「そんなのみてるわけ「見てるんだよっ」


私の言葉をさえぎって智樹が言ってきた。


「…だから心配なんだ」

その言葉とともに、智樹は私をギュッと抱きしめた。


「龍也、龍大、部屋にいってなさい」

「はーい。パパ、ママおやすみなさい」

「「おやすみ」」


「留美?」


「ん?」


「俺の事、好き?」


「何いきなり」

「答えて…」

「…好きだよ、、」

「…ふぅーやっと安心したぁ」

「え??」




「だってさぁーこの頃俺ら、家事とか仕事で忙しくてさあんまさ2人とかで話したりイチャコラしたりできなかったじゃん?」



「うん」



「だからさ、留美が俺の事すきか不安になって…


恋人同士ってそういうもんじゃん?


話さないでいたりなんかするとさ


いつのまにか好きじゃなくなってて別れるみたいな


だから、今留美からすきって言葉聞けて安心した」



「ふーんそうなんだ、、


でも智樹?私そんなんだけで好きじゃなくなったりしないよ?」



「え?」



「私、智樹のこと智樹が思っている以上に好きなの。


大好きなの…ううん、、愛してる。スッごい愛してる


だからそんなことで、好きじゃなくなったりしない


それに、そんなことで好きじゃなくなるくらいの気持ちだったら


結婚してなかったと思うもん」


「…留美…」


「俺も、留美の事スッゲー愛してる」


そういうと智樹は私に深いキスをしてきた


「んっ…智樹…」


「俺、留美の事久しぶりに食べちゃいたくなっちゃったじゃん」


「っっ\\\\」


「これも全部留美があんな可愛いこといったせいだよ?」


「思ったこと言っただけだもん」


「ほら、今も」


「ねぇ留美?責任取れるよね?」



「うっ…」



「取れるよね?」




「はい…」















私達はその夜、久しぶりに


甘い甘い夜をすごしたのでした。

















私が眠る寸前智樹はこうつぶやいたのでした








「心のそこから愛してる…」





~END~

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