ねぇ、あなたはホントに私のことが好きですか?
…きっと好きではないのでしょう。
だから私以外の子と平気でキスできるんでしょ?
私だけではたりないんですか?
だから浮気するんですか?
なら、ならっどうして…どうして彼女なんかにするのっ!
どうして、どうしてこんなにも私を傷つけるの?
でも私はあなたと別れられない。別れる決心ができないの。
ごめんなさい。
きっとあなたには私なんて必要ないでしょう。
けれど、私にはまだあなたが必要です。
まだ、私と別れないでください。
私を好きではないあなたにとって、それはとても迷惑なことでしょう。
でも、でもお願いです。
もうすこし、もう少しだけでも、、、
あなたのそばに、いさせてください。
「智樹、ねぇ、シよ?」
「あぁ、いいよ」
はぁこれで何回目なんだろう。
私の彼氏、新野 智樹 (ニイノ トモキ)が浮気をするのは。
私が目撃しただけのでも、数えきれないほど浮気してるというのに、、
あなたは何回浮気したら気がすむのですか?
だけど、智樹の浮気はただキスをするだけ。
その先まではさすがにやっていないらしい。(私が見た限りでは)
だから、それが私にとって唯一の救い。
体を重ねるのだけはさけてほしい。
いくらなんでも、壊れてしまいそうだから。
「はぁ、また今日も一人で帰るの・・か」
もともと智樹を迎えにいこうとして智樹の教室にまで行ったが
邪魔をしてはいけない
こんなこと、普通彼女だったら考えない。
てかむしろ考えなくてすむと思う。
でも私たちは普通じゃないから。
「はぁ寂しいな…」
「寂しいよっ…ともっきっ、、ゥウっグスンっ」
なんかいも何回もあなたの浮気現場を目撃しているのに、
涙はとっくに枯れ果ててるはずなのに
なんでかな?
まだ涙が出てくるの。
もしかしたら、もうすぐで限界来るのかな?
ううん。そんなのこない。
だって私は、私は、あなたのことが、浮気された今でも大好きなのだから。
そう、大好き
愛してる
ーーピーンポーン
「はーいっあっ智樹君ちょっと待っててねすぐ留美来ると思うから」
どうやら智樹が来たらしい
朝一緒に行くのはいつもの日課
智樹と二人きりでいられる時間
私はこの短い時間を毎日毎日楽しみにしている
「じゃぁいってきまーす」
「いってらっしゃーい」
家の門の前に行くと智樹がそこに立っている。
「じゃついくぞ?」
「うん。いこっ」
学校にむかって歩き始める
学校に行くのが憂鬱だ
いや学校は楽しいけど、
学校に行ったらきっと、智樹は浮気する
絶対。
そんなこと考えている自分がいやだ。
嫉妬している自分が嫌い。
そんなことを考えてると
「おいっ留美聞いてる?」
「あっごめん。なに?」
どうやらトリップしていたらしい
「はぁ、だから、今月の28日デートしないってんの」
「え?」
「だから、28日デートしよ」
「えっ、、えっとなんかなんかその日あったっけ?」
「はー忘れてんの?11月28日は留美の誕生日でしょ」
「あっ忘れてた」
「なに?自分の誕生日忘れるほど忙しいことでもあったの?」
「えっ、あっ、いやないない。ぜんぜんない」
「ふーん、まぁとにかくその日あいてんの?」
「うんあいてる」
「じゃあそん日デート決定なちゃんと空けとけよ?」
「うんっ」
「よしよし」
とちょうど良く学校について智樹は自分の教室に行ってしまった。
だが、今私は別に寂しくない
むしろ心がぽかぽかしている
なんせ、あの智樹が私の誕生日を覚えていてくれたのだから
これは私の親友愛実に報告しなければ!
私は教室についたとたん愛実ーとさけびながらアイミにだきついた。
「うわっ!瑠実どうしたの?また彼氏?浮気された?」
「ううん違うの違うっ実はね智樹がね、デートさそってくれたのっしかも私の誕生日の日に!私の誕生日覚えててくれたんだよ」
「えっ?マジ?よかったじゃん瑠実っ!やっと彼氏とデートできるじゃん♪私もなんか嬉しいよ」
「へへっありがとアイミ大好き」
「うん私も大好き」
この時私は忘れてた。
あなたはデートの約束も普通に破る人だということを
ねぇ智樹?私この時胸が張り裂けそうなくらい嬉しかった。嬉しかったの。
でもその嬉しさは悲しさにかわっていく。
嬉しかった分ずっしりと。
ねぇ智樹?なんであなたは私を傷つけるの?
デートの約束してから結構たち
今日はデート当日。
今日は普通に学校ある日だから放課後デートになる
とっても楽しみだ
楽しみなことがあると時間が早く感じるものでいつの間にか放課後になっていた
「瑠実、頑張っておいで^^」
「うんいってきまーす」
「はーい、いってらー」
これから私は智樹の教室にいく
それから放課後デート
智樹はどこに連れてってくれんのかな
遊園地?それとも水族館?いや今日は時間ないから近くのデパートとか、、
智樹と一緒ならきっとどこだって楽しいね
きっと近所のスーパーでだって楽しいよ
そんなこと考えてると智樹の教室に着いた
ガラガラガラ「ともっ、、き」
「ともっき、、誰かっ来たっ」
「そんなのほっとけよ。俺だけに集中しろ」
「でもっ、、ぁっ」
ねぇ智樹、今日は私とのデートじゃないの?
ねぇ、、なんで知らない女の人と体重ねてるの?
ねぇ嘘だよね?うん、嘘だよ。
だって今まで智樹体重ねるのだけはしなかったし
うんこれはきっと悪い夢
はやくこんな夢おわってーー
そうだほっぺつまめば起きる?
「いっ。。。」
痛い?じゃあこれって夢じゃないの?
…ぽろっ
涙?ゆめ、、、じゃない
「なんでよ、、、ともきっ」
私はそのまま走り出したできる限りはやくこの場から離れたくて
全速力で走った
そのまま家に帰り思いっきりベッドに飛び込んだ
そのまま私は泣いた
おもいっきりないた
この涙はもう一生止まんないんじゃないかと思うほどに…
きずいたら窓の外はもう日がおちて真っ暗になっていた。
いつの間にか泣きつかれて寝ていたらしい
今何時だろう
時間を見るためケータイを開いた
するとメールが1件届いていた
誰からだろう…
メールを開くとアイミからだった
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from あいみ
subject デート
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瑠実ー?
デートどう?
今頃彼氏とラブラブしてんの?
きゃーーー☆
帰ったらメールしてね
じゃっbyebye
byあいみ
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「あいみ…ラブラブなんてしてないよ」
私はメールを見てからすぐ返信した
とにかく誰かにすがりたかった。なぐさめてもらいたかった
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to あいみ
subject 無題
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あいみもう…限界きちゃったかも。
もう疲れちゃった
ねぇあいみ、もう終わらせてもいいかな?
by瑠実
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メールを送信した後すぐあいみからでんわがあった
「もしもしっ瑠実?」
「あいっみっぅ」
あいみの声を聞いたらなんだか涙が出てきた
「ちょっ瑠実?なにがあったの」
「あのね、あいみ・・・
それから私は、あいみに約束をすっぽかされたこと、
キス以上のことを智樹がやってたこと
もう限界だということをあいみにいった
「瑠実、大変だったね、もうっ我慢っしなくてっいいんだよっうぅっごめん」
「なんであいみが泣くのー」