「 ――… 殺られたい奴から前に出ろ 」



「 リュ リュウジ! やめて!!! 」




不敵に笑い
ゆっくりと進んで来る青山の腰へ
必死の形相で、縋り付くアズ




そんな青山の前に
真木が 体と拳を、斜めに構えつつ
軽くフットワークしながら立ち上がった




「 も…
クウヤもふざけるのやめて! 」


「 フッ… 心配するなアズル
… オレは今、酔拳の使い手だからな 」



「 ウソだあそんなの!!
ただの、酔っ払いの人じゃん!! 」



「 バカヤロウ!!

…こうやるとな?
アメリカのガキどもは、
一気に尊敬の眼差しで見るんだぜ?

―――― その日からオレは

ヤツらのヒーローになった 」



「  ここ 日本ーーっ!!! 」