―――… 青山は観念したのか

片ヒザを立て、しゃがみ込んだ




銀色に光る鎖


手首を上に返すと
くるぶしとの透き間に、中指を差し入れ
そのまま、アンクレットを持ち上げた




「 ――――… 嫌か 」




「 …… がう…  や じゃない… 」




   ――― え?