「 でもクウヤンも
さっきのアズルンのボケで
憑き物落ちたみたいになったから


―――― そうそう!

ストロベリーピンクの皆もね
やっぱり呼ぶ事になったよ


ちょうど、タカコさんの家に
集まる予定だったらしい 」




「 …… また一悶着あるべな きっと 」


「 仕方ないよね
まだ、本当の友達じゃないし


一応僕らも
アズルンといるとどうしても
彼女に意識が集中してしまいがちだから


でもそうすると女の子達も
面白くはないじゃない


だから気を使い過ぎて
逆にアズルンを孤立させてしまったのが
卒業式の日だったんだ


だからそれも含めて、ノストラダムスは
少し、イジワルしてしまった 」



「 ――… いじわる? 」


「 うん

あれだったら、
ユウジとリルカがくっつくのが
定番の、皆が望むお話でしょ? 」




「 ――… うん 俺もそう思った 」