アズは明るく瞳を輝かせ
バタバタと、青山のヒザから降りた
「 ――― うん!!! 作る!!!
いっぱい作るよ!!
伊達巻きくらい、太いの作る?! 」
灰谷はその言葉に、ふわりと笑って
二人、お互いの手の平を合わせ、
胸の前で握り 重ねた
『 …普通のでいいよ アズ 』
「 タマゴなら、さっき買って来たろ
コメはそこに入ってる 」
指差す真木
青山が笑いながら腕まくりし
炊飯器の置かれた棚の下にしゃがみ
中の様子を探る
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