「 ……― あずる
俺達と一緒にいる時とは違う顔で
楽しそうに笑ってたから
―――… でも少し
かなり俺が嬉しかったせいで
お前の気持ちと、ズレてた
…… ごめんな 」
――― アズはその言葉に
ふぅっ と深く、息を吐いた
青山の胸に耳をつけ、全身の力を抜く
「 ―――… それと、真木 」
「 お? 」
「 結婚の話、あれは勘弁してくれ
―――… 紙一枚の事でも 我慢出来ない 」
「 …… え
何で、知ってんだよオマエ 」
「 ごめん 僕が話しちゃった 」
池上が、サッと挙手をし 自白する
そしてアズが眼を向き、口を開いた
「 …… リュウジとクウヤ
…………… 結婚するの?! 」
かなり、真面目な顔付きだった面々
けれどアズが想像した
絶対に有り得ない話の展開に
一斉に吹き出してしまった