「 ――― ハルト!!
アズにこの話聞いたのは、今日じゃない!
俺とアズが、出会った頃だ!! 」
幽鬼の様だったハルトの眼が
一気に俺を向く
「 アズは ―――――
前から思い出してたんだ!!
それでも多分、俺以外には話してない…
―――… とっくの昔に赦してんだよ!!!
あいつは
お綺麗なだけじゃない
自分の中にも
黒いモノがあるって事、知ってる…
それに、"自転車の乗り方
ハルトに教えて貰ったんだ"って
今日嬉しそうに言ってたんだ!!
箸の使い方も ――――
だから
お前だから ―――――!!
花、ちゃんと育てられる奴だから
こうやってハーブガーデン
アズが、贈ったんだろう……?! 」