「明日って吹奏楽も
部活あんのかな…」
俺はちょっとびっくりした。
「お前、吹部に好きな子いんだろ~」
玲にからかうように
聞いてみた。
「へへ、まぁな」
玲がはにかんで笑う。
きっとこの笑顔で
女子達を誘惑…いや、
女子達からモテてるんだろうな。
そしたら玲が俺に
向かって言った。
「てか、お前もどうせ好きな子
吹部だろ!」
!?
玲がものすごくにやにや
している…
「ば、ばか!!
んなわけねぇだろ!!///」
俺が焦る理由。
そんなの決まってる。
坂中は、吹部だ。
「ふーん、わかりやすっ」
玲がにやにやしながら言った。