そして10分の休み時間があり

テストは始まった。



俺はどんどん問題を解く。



その結果、50分のテストなのに

20分もあまってしまった。



とりあえず見直しをして

おかしいところはなかったから

俺は一息ついた。



「ふぅっ…」



ちらっと前にいる

坂中を見てみた。


坂中はまだ問題を

解いてるようだった。



アイツ馬鹿だからなぁ…(笑)



俺は問題用紙に落書きしながら

そんな事を思っていた。


もし坂中に直接言ったら

ぜってー怒られるな(笑)



それとも笑ってくれんのか?



坂中なら笑ってくれるかもな。



坂中の笑顔が浮かんだところで

チャイムがなった。



「はい、解答用紙回収!」



俺はテスト用紙を前に

まわして、背伸びをした。