何問か問題出したら、

なんと市瀬は全問正解!


すご…さすがだ。



「はん、すごいだろ!」

「うん…すごー…」



2人でちょっと休憩。


これ、私の勉強になってるのかな。


でも覚えたよな…

なら大丈夫か…


そんなことを考えて、

気が付いたら市瀬は

人の筆箱をあさってた。


で、ペンを10本くらいだして



「これ貰うね♪」

「はぁ!?」



1本100円だから、全部で

1000円ですから!!



「ちょっとまてや」



さすがに多すぎだから。



そしたら市瀬はこう言った。



「じゃあお前が問題出して
俺が連続3問できたら貰う」



それはこっちが不利でしょ!!


さっき全問正解だったろうが!!



あ、じゃあうちも市瀬のを

貰えばいいのか…



「じゃあ、うちが3問連続で
答えられたらシャーシン全部頂戴!」



私はシャーシンを持っていない。


全部、市瀬に折られまくり

とられまくりからっぽ。



「でも10本はやめよう、うん」

「じゃあそのシャーシン
200円くらいだから…

水色と黄緑くれ!」

「それ超使いやすかったやつ…」

「問答無用!」



…つまり、私には

反論する権利がないと。