翔の膝の上。


胸に耳をあてると聞こえる、生きてる証。


口に広がるチョコの味。


とても幸せな気持ちが、私を眠りへと誘う。


「・・・放課後起こしてやる」


翔の心地いい声に後押しされて、私は眠りについた。