倉庫に帰る途中も車内は幹部全員の不機嫌オーラでいっぱい。
槙が遂に痺れを切らし、運転手に詰め寄る。


「何でお前とアコちゃんが"バイバイ"とかしてる訳!!」


「しっ槙さん!!そんなに怒らないで下さい。
アコさんは"今日はありがとうございました。翔達を無事に倉庫までかな?よろしくお願いします。"って言ってたんです。」

・・・・

「あっあとは"皆さん怒ってるみたいなので、あの1階のフロントからお見送りします。"って言ってました。」


「ジョンー早く言えばいいんじゃないの?」
太一も笑顔でキレてやがる。


「スミマセン。怒ってる顔が嫌だと言われたので・・・つい」


『もう良いから倉庫行け。』

俺の指示で動き出す車。