「・・・そおか。じぁ行くか。」 ・・・やっと口を開いた翔から手を離されるとドキドキだった心臓のせいから体がパッと起き上がる。 次第に自分の体から消えていく翔の体温が寂しい。 どこかに電話していた翔さんがそれを終えてこちらに視線を向ける。 "いくぞ"って意味と捕らえ立ち上がり彼の後に付いて行く。 先ほどまで騒がしかったであろう倉庫内が静まり返った。