耳触りなアラームで目を覚まし、時計をみてまたため息をつく
「1時間も寝れてないじゃん。」
また独り言。
一人暮らしではない。なのにまるで一人暮らしをしているようなんだ。
リビングに行くとまだぐっすり寝てる母親。
今日、参観日なんだよ。くるよね?
そんな事いえるはずがなくて、言いたい言葉をぐっと心に押し込んだ。
「いってきます。」
母親に向けていっても返事なんか帰ってくる訳もなく大人しくドアの
鍵をしめた。
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