ラジオ番組当日、ぼくは、光也の苦労を知らないぼくは少し浮かれていた、
『なぁ、光也。俺、Kさんと付き合えるかなぁ。』
ラジオ局へと向かっているタクシーの中で、浮かれ気分で話していた、
「さぁな、告白の言葉考えて来たのか。」
少し疲れが残っていたが、光也は健斗に話しを合わせていた。
『バッチリだよ。』
中学、高校とそこまでモテなかった健斗の自信満々のピースを見て光也はア然としていた。
「ラジオでアイドルに告白なんて過去にないことなんだからな。」
その言葉を最後に光也は窓の外を見てホッとしていた。
数時間が経って、ラジオ局に着いた。
スタジオの中に入り、ぼくは緊張して来た。
ラジオの生放送が始まった。

ラジオの前の皆さんこんにちは。ただ今12時35分になりました。
今日はゲストとしてぼくの友達が来てくれています。健斗さんです。よろしくお願いします。

お願いします。

今日はある人に思いを伝えるということで来てくれたと言うことで。

ハイ。そうなんですよね!
その相手がなんと今、人気のアイドルらしいじゃないですか。

そうなんです。本当皆さんすみません。

いえいえ。
それでは、本題に入りたいところなのですが、実はもう1人ゲストが来てくれています。

『聞いてないよ』小声で震えている健斗の声がかわいそうだった。
「ごめん。プロデューサとの条件だった。」
ぼくは、何かを悟った、
『ごめん光也大変な思いさせて。』
緊張で震えた声。光也は健斗の目を見た、健斗は首を縦に降った。

それでは、今日のもう1人のゲストの〇〇〇〇〇さんで〜す、お願いします。

お願いします。

今日は本当はラジオを通しての告白のはずだったのですが、今の心境は健斗さん。

ふぅ〜。緊張してます。

準備はいいですか??

ハイ。大丈夫です。

〇〇〇〇〇さんは大丈夫ですか??

ハイ・・・こういうの初めてですでも、大丈夫です。

ラジオの前の皆さん健斗さんを暖かく応援してくださいね。
それでは、健斗さんどうぞ。