「あのっ!」
さっきよりもおっきな声をだして呼んでみると

不機嫌そうに起き上がって
いきなり私に近づいてきた

そしていまの状況である

私を壁際まで追いやった先輩はじっと私を見た


栗色の少しふわふわした髪
整った顔立ち
少し細まっためが色気さえも感じさせる


「かっこいい…」

思わず私は呟いていた
呟こうと思った訳じゃないのに知らないうちに呟いていた