気付けば夏休みも半分を過ぎた。
あの日以来和馬とは会ってない。
あの日、あの後は…
少しの間抱きしめられていたけど、和馬が我に返ったのかガバッと私から離れた。
「ごめん。送ってく。」
言われるがまま和馬の車に行くと、運転席には後輩くんがいる。
私からの電話で慌ててはいたみたいだけど、ちゃんと後輩くんに運転を頼んだみたい。
という事は、今の私達をバッチリ見られていたわけで、私は恥ずかしくてずっと下を向いたままいた。
その後輩くんは、潤くんの後輩でもあって家の場所を知っていて送りとどけてくれた。
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