――先輩。 初めて先輩を見かけたときの あの空の青さを、あたしは覚えています。 あたしの中学校生活は いつもあなた中心で回っていた。 すべてを、あなたに懸けた。 すべてを、あなたに捧げた。 そして今。 肩と肩が触れ合うくらいの距離で あなたを見つめていられる。 いつまでもずっと あなたが見ているものを 同じようにあたしも見ていたい。