「・・・先輩・・・ さよならっ!!」 ―――階段を降り始めて3秒後。 「やっぱり逃げると思ったー。構えといてよかったよ。それにしても、よくこの俺から逃げようと思ったね。お前の勇気と決断力に、『あっぱれ』やるよ」 「・・・先輩のドS!!ドあほ!!ドジ!!先輩なんて大大大ッ嫌い!!」 「あっそ。じゃ、このチョコは受け取らないでおくから。さよーならー」 「先輩っ!!!・・・もう、分かってるくせに・・・」