起きなきゃいけないのは分かっていても

なかなかベッドから出られないでいると

寝室の扉がガチャリと開いた。



「あれ?起きてるじゃん。てか、何その顔?不機嫌っていうレベルじゃないけど。今日の忘年会がそんなに嫌か?」


まあ分からなくもないけど。

そう言いながらカーテンを開けてるのは

あたしの旦那、竜次。


もともと天然パーマの髪が寝癖のせいで余計に爆発してるけど、

それとは対象的な綺麗な顔。


女のあたしより