その日一日中周りから冷やかされて、人数の少ない学校だから私達のことは全学年に広まってしまった。

「 今日さー、帰ったらうちにあつまろーよー」
中学校から一番近い絢の家はうちらのお決まりの場所でもある。
「 了解!」
「・・・。」
「 真奈は?」

私行けないよ・・・。

「 今日飛鳥と帰るんだ…。」
「 あっ。そうかー。じゃあ一旦家帰ってから来る?」
「 そうしたいんだけどー。飛鳥の部活待っとかないといけないから、時間ない
んだー。」
「 そっかぁ。じゃあうちらも待っとこうか?」
いつも気を遣ってくれる絢。
「 いいよ。そんなの悪いし!」
「 えー。色々話したいこともあったのにー!」
はは(笑)好奇心丸出しの早希。
「 まぁ真奈がそういうなら仕方ない!暇だろうけど乗り切るんだ(笑)」
「 うん!がんばるー!」

いつもいつもこの2人のノリには笑いが出てくる。

「 それじゃーねー。」
「 ばいばーい。」
「 うん。皆ありがとねー」

皆が帰ってしまって静けさを取り戻した教室。
時計を見ると四時を差していて部活が終わるのは六時。
何してよう…。