後日……本当にこの時がやってきた。






傘下も揃って間もない時にきた。








来るなり挨拶なしにイキナリ下っ端達が倒されていく。









女も約束通りいる。









アタシを目がけて下っ端を次々殺っていく……手には鉄パイプ…最低。









『アンタ何も持たないでアタシと殺る気?(笑)』




愛「そんなもんいらねーんだよ。」




『じゃー遠慮なく…ニヤ』








あっちもこっちも殺り合っている…。








まだ始まってそんなにたってないのに…すでに血の海。









なりふり構わず武器持参か………。







『余所見してる場合じゃないんじゃない?』






愛「ん?ぁあ。」






そう言ってアタシは軽く鉄パイプを避けた。






『チッ!!』





愛「あんた何でそんなにアタシと殺りたいの?」





『アタシは風神の総長の女だよ?弱いなんて恥よ恥!!!アタシだって一応元レディースで名も有名だったのに…あんたが現れてからアタシよりも強いなんて噂がたっちまったんだよ!!!!!!!!』






愛「へー。そんなに有名になりたいもん?」






『は?当たり前じゃない。』





愛「……そっか。」





『アンタだって飛牙の総長といるんだからわかるでしょ?知名度が大事なことくらい』




愛「いや…全く」





『は?飛牙が仲間とか本気なわけ?みんなあんたの麗蝶って知名度に惚れてんだよ!!あんただって飛牙の"名前"が1番でしょ?』






愛「………」






バコッ!!!!!!!!






『……カハッ!!!!!』






愛「あんまりバカな事言うな。アンタを本気で殺っちゃう…。」







『こ…これで……本気じゃないわけ?…』






愛「はぁ?当たり前。」





『………クソ!!!!』






バコッ……






『…うっ……ゲホ…』






愛「はぁ…。」







女は地面に横たわった…








終わりか…。