『ちょっとイイ?』




リーダーっぽい女が口を開いた。







莉「愛羅……。」




大丈夫、と莉音に合図する。






愛「何?ここじゃダメなの?」






『別にイイけどあんたが困ると思うよ?ニヤリ』






愛「……わかった。」















アタシ達は学校の外に出た。













『アタシここの学校じゃないんだけどさー、飛牙に引っ付いてる女にちょっと手だしたら飛牙全員で来られたって言われてさー』






莉「あ…階段から愛羅を突き落とした奴。」





『あ、そうそう。アタシの友達でさ、しかもアタシはアンタの事ちょっと探してたのよ…麗蝶さん…ニヤリ』






愛「なーんだ。アンタはアタシの事知ってんだ?で、用があるんじゃないの?」





莉「ちょ、ちょっと愛羅…」




愛「アタシに用なんだからイイの。」






莉「……。」







アタシの目つきが変わる。







『アタシ風神の総長にアンタを始末するか拉致るかして来いって言われてんだよね。』