冬の寒さもありつつ、春の暖かさも感じられる3月になった。
私はこのクラスで過ごす残り少ない時間を、大切にすごそうととても充実した学校生活を送っていました。
そんな私が中学校2年生として過ごすのも残りわずかとなった日。
裏門には今日もユリナがいました。
「おはよ」
「朝じゃないけど」
「今日初めて会ったからおはようでいいんじゃない?」
「・・・・」
「今日も行くの?」
「迎えに来てあげたと思った方がいいんじゃない?」
「私迎えに来てなんて言ってないよ」
「・・・・」
「・・・・・あれ?怒った?」
「・・・・」
「・・・・ユリナ?」
「・・・・」
「・・・・」
「本当さ・・・毎日この会話すんのやめない?まじ疲れるんだけど」
めんどくさそうに今日の金髪の髪をかき上げるユリナは、ここ最近毎日私達の間で行われてるやりとりに本当にめんどくさそうにしながら、タバコを吹きます。