私が心配していたよりもユリナはあっさり考えていたのか、普通でしょ?みたいな口で言われました。
やまの家はみんなの家。
みんなの家はやまの家。
どこかの意地悪なガキ大将のセリフにも似ている気がしたが、そうゆうルールなら仕方がない。
それに、私も言っていいとなったんだから嬉しいこと。
「うん・・・そっか、じゃあね?」
「うん」
ユリナとはそこで別れました。
Uターンしていたので、またやまの家に戻るのでしょうか?
だとしたら、悪いことをしたなぁ・・・と思いながら、どんどん小さくなっていくタバコの煙を見ていました。
今までに居ないタイプの友達が出来た。
その友達は私の親を、過保護だと言った。
過保護なんて1度も思ったことないし、それは多分アヤの考え方が違うんだと思う。それは、人それぞれだから何も言わないけど。
家までの短い道のり、2月はまだ寒さが残っていた・・・