「私はやまの家とか行くの楽しいんだけど、ユリナはどう?」


「どうって?」


「うーん・・・私が行っていいの?かなって」


友達・・・という関係だとしたら、こんな質問はおかしいけど何の迷いか分からないけど勢いで言ってしまいました。


「どうゆうこと?」


「なんか・・・私って黒髪だし普通の子だし・・・アユ達みたいじゃないじゃん?
そんな私が行っていいのかな・・・って。」


「ふーん」


「・・・ふーんって!私は普通に楽しいけど、みんなが嫌じゃないのかなって?」


「嫌じゃないっしょ」


「本当に?」


「うん。アユだって、あんまり女と仲良くないけど打ち解けてるんだもんいいんじゃない?」


口数が少ないユリナから、結構長めの文章が出てきたので少し驚きました。
ユリナの言っていることが本当なら、私はアユと打ち解けた・・ってことでいいのかな?



「そうなの・・・かな?」


「うん。別にあそこは、誰の場所でもないし。
家主はやまだけど、基本的に地元のヤツは誰が来ても良いんだよ」


「そっか・・・・」