その後はいつものようにユリナと一緒に帰りました。
一緒に歩いているときは「今日は楽しかったよ」「また行っていいでしょ?」「ユリナは学校行かないの?」
・・と、私は一方的に話しかけていました。
そのたびにユリナは「うん」とか、「あぁ」と返事を返してくれました。
「行かないよめんどくさい」とは、学校の事で同い年なのにやはり学校に行かにらしいです。
どうしてユリナは学校に行かないんだろう?
と、中学校2年生の私には疑問でした。
別にいじめられそうなタイプじゃないし、この冷たさはぎゃくにいじめそうな勢いです。
ただめんどくさいだけかもしれないけど、学校も学校で楽しいのにな・・・と、思います。
それにもっと疑問なのは、学校に行っていないような不良達とつるむユリナが真面目に学校に行っている健全な友達がいる私にかまる理由も分かりませんでした。
ユリナとは家の近くのコンビニで別れました。
「じゃあね」
「うん」
「・・・・」
「・・・・」
「あ、あの」
「なに?」
ユリナは金髪の髪をかきあげ、タバコをポケットから出します。
「疑問に思ってたんだけど」
「なに?」