ん?

その集団を見つめていると、見覚えのある金色の髪があった。


集団のはじの方で、数人の男女と話をしている彼女は、紛れもなくユリナでした。


「・・ユリナだ」


「ユリナ?」


「・・・・うん友達?みたいなもん」


「声掛けてくれば?新年の挨拶にでも」


「うーん・・あの集団に近づくの勇気いるよね?」


その集団は、みんなから遠目で見られていてどうも、怖くて近寄れない雰囲気でした。


ユリナって、やっぱりそうゆう人達と仲良いんだーーーーー。

見た目が不良っぽいもんな。


でも、久し振りに会ったし“明けましておめでとう”・・・ぐらいは、言いたいな。


「あ、電話してみよ」


携帯を開らき、まだ1度も掛けたことのない番号に掛けました。