私の初恋は保育園の時だった。

「愛美ちゃん、おはよう」

笑いながらいっつも挨拶をくれた。
次の言葉も毎日決まってた。

「愛美ちゃん、大人になったら僕と結婚しようね!!」

心の中では嬉しかった。
けど、可愛くない私は、

「文人君となんて結婚しない!!!」

って言うのが当たり前になってた・・・

そう私の初恋の相手の名前は佐藤文人(さとうふみと)。
文人君の笑った顔が大好きだった。

いつも私に、
「結婚しようね」って言ってくれた彼のことが大好きだった。