学年集会が終わり、教室に戻った琴那。チャイムが鳴るまで、先生の話を聞いた。
そして、チャイムが鳴り、琴那はB組に行った。

「来たよー」

姫香の席の近くに、愛海が来ていた。

「こな、来たか」

「うん。でも、あのクラスでやっていけるか不安だよ」

「自分もこのクラスでやっていけるか不安」

姫香が言った。

「同じく」

愛海が言った。

「なんだかんだ言って、みんな不安なんだよね。あ、芙由ちゃん達が来たよ」

琴那がそう言うと、芙由と緋波がB組の教室に入ってきた。