4講目が終わり、琴那はB組に行き、姫香や愛海と一緒に緋波と芙由を待った。
数分後、緋波と芙由がB組に戻ってきた。

「お待たせー。早速行こうか。でも第三者が必要だなー」

緋波が言った。

「うちが第三者になってもいいよ」

愛海が言った。そして、5人は緋波の家に直行した。琴那はこんな考えごとをしていた。

─話すのは病気のことだけじゃダメだ。うちの過去のことも話さないと、うちのことをわかってもらえないかも…。