そーいうのだとヤッパ気を使ったりとかしちゃうのかな……?



「………」



なんだかあたしは急に不安な気持ちになった。


またパパのせいで……。

パパが社長だったせいで、あたしは自分のやりたいことさえ、やらせてもらえないっていうことなの……?


でも働きたい……。

今までやったことのないことをやることで……このお店でアルバイトにチャレンジしてみることで、あたしの中の“なにか”が絶対に変わるような気がするんだ。

だから、あたしのこの真剣な想いだけは絶対に譲れない――――



それから、まもなく……、


いや、不安な気持ちで待ち続けてたあたしにしてみれば、かなり待たされたような気がするんだけど…、履歴書を読み終えた王子がようやくクチを開いて、こう言った…、