真紘先輩だけでなく、もう一人明るめの茶髪をした明るそうな人も今はいるようだ。


「朝はごめん」

「へ?」

「いや…。よく考えたら突然話しかけたり、引かれるかなって」

「コイツ、朝からずっとそればっかり気にしてんの〜。なんだっけ、ユイナちゃんだよねえ。ユイちゃんって呼んでいーい?」

マシンガントーク……。
ゆったりとした話し方をする真紘先輩とは真逆で、ペラペラと茶髪の先輩はあたしにも話しかける。

「は、はい…」

「よろしくねーえ、ユーイちゃんっ! オレは、松永静斗っていうの。シズって呼んでね〜」