「メール送るべきなのかなあ…」

「いらないんじゃない? 携帯貸すぐらいの人なんだし、多分あっちから勝手に来るはず」

「そっか〜」

あ、そういえば充電器もらってない……。
明日の朝会えたら聞こっと。

時間はあっという間にすぎ、気づけば放課後。


「じゃ、ユイまたねー」

「ばいばいっ」

なっちゃんに手を振り、帰路についた。
一人、行きと同じ道を通るといつもの逆方向から先輩が来た。

「……あ」

「こんにちは」