「ココはどうすればいいですか?」
「あぁ、ココはこうすると分かりやすいよ」

自分のノートを見せながら、ユリンに説明する。ユリンは納得したように頷き、手を動かす。ライナはとりあえず、ユウのノートを必死になって写している。丸写しはあまり良くないのだが、ひとまずやらないと進まないので、その様子を黙って見る。

―20分後―

「終わったー!!!!」
「お疲れ様です♪」
「次からは、自分で書けるように頑張ってよ」
「えぇ!?そんなの無理だよ!?ユウ見せてよぉ~~」
「……はぁ、少しの間だけだよ…」
「ありがとー!」

普通なら、見せない方がその人のためになると思われるが、ライナの状況を見ると…
見せない方が悲惨な事になりそうだったので
ユウは少し考えてから、見せる事にしたのだった。

「さて、する事終わったし…この後どうする?」

ノートを全て写し終え、自由な時間を手に入れた3人